ウッドフォードネブトクワガタの飼育情報

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基本情報

和名:     ウッドフォードネブトクワガタ
学名:     Aegus woodfordi Waterhouse, 1890
分布:     ソロモン諸島(ラノンガ島、コロンバンガラ島、レンドバ島、ニュージョージア島、ブーゲンビル島、ガダルカナル島、マライタ島)
野外珍品度:  やや少ない★★★☆☆☆
サイズ:    ♂22.0-40.0mm ♀21.0-22.0mm
飼育レコード: 42.2mm(2020)  ※2022年時点BE-KUWA参考
野外レコード: 40.0mm  ※2022年時点BE-KUWA参考

飼育難易度 : ややかんたん★★☆☆☆☆
飼育温度:   17〜26℃
成虫寿命:   半年〜1年ほど?
幼虫期間:   半年〜1年ほど?

備考

ソロモン諸島に広く生息する大型のネブトクワガタ。現地ではバナナ木が腐ってグチャグチャになった部分で採集できるそうです。

野外での個体数はそこまで多くないようで、地理的にも日本に輸入される機会が少ない種類ではありますが、外国産ネブトの中でも累代は難しくないようで、少し前までは飼育品の値段が4000円前後まで落ち着いていた印象です(最近は出品を見なくなりました)

サイズ狙いの飼育方法に関しては、BE-KUWAの飼育レコード記事によると、17℃前後800ml1本管理で幼虫期間約11ヶ月引っ張って40mm以上が複数羽化しているようです。ソロモン諸島は気温が高い環境との認識があるのと、ネブトに高山種は少ない印象なので、17℃管理で大型化するのはとても興味深いです。

2023/4/29 成虫ペア入手

イベントの横浜KUWATAにて、野外品の成虫ペアを購入しました。
ソロモン諸島ラノンガ島Rava 野外品 2023/4/23入荷

外国産ネブトの中でも飼育は簡単だと聞いていましたが、最近はめっきり飼育品を見なくなったネブトです。貴重な野外品が入荷したので少し高価でしたが在庫があるうちに即購入。

2023/5/3 産卵セット組み

2200mlのクリアボトルにRTNのUマット水分多め柔詰めでセット。野外品の為、産卵セットには♀だけを投入。22~24℃の環境で管理していきます。

2023/7/15 産卵セット割り出し

ケース側面から僅かに幼虫が確認できていた為、産卵セットを割り出しました。結果は幼虫12頭。当時の記録があまり残っていませんが恐らくは初2令だと思います。今回は確実に羽化させる為、800mlボトルにUマットを詰めて2頭ずつ管理することにしました。

2023/12/5 1号目羽化確認

孵化してから約半年で♂第一号の羽化を確認しました。他の個体のどうやら1ヶ月ほど前には繭玉入りをしているようで、この個体の繭だけ振ってもコロコロ感がなかったので割りました。

羽化して間もない真っ赤な個体。サイズは約37mm。

同じソロモン諸島にマラパネブトと比べるとサイズは劣りますが、アゴが短く太いので、体積はマラパより大きくなる印象です。レコード個体も42mmと大きいので、マラパより一回り大きく育つ種類なのだと思います。

とりあえず貴重な野外品からの次世代が無事羽化していて良かったです。他の個体についてはもう1ヶ月ほど待ってから、自力ハッチするかどうかくらいのタイミングで割り出して、すぐさま産卵セット同居をして次世代を量産したいと思ってます。

2023/12/19 成虫羽化・掘り出し

合計6本の800mlボトルから成虫を掘り出し

結果は♂7匹 ♀3匹 ♂:36〜38mm ♀:22〜23mm

約38.5mmのウッドフォードネブト♂

♀は3匹のうち2匹は繭玉自力ハッチ済み、♂は全て繭玉内にいました。22〜24℃くらいで管理するとどうやら半年で羽化してくるようです。ビークワのネブト特集の外国産ネブトの飼育記事を参考にすると、大型個体を狙うなら低温管理が効果的なようで、やはり40mmを超えるようなサイズを出すとしたら20℃以下でじっくり太らせるのが効果的なのかもしれません。

とりあえずは3ペア揃ったので、3♀ともしっかり累代に回して、次世代をしっかり確保して一部精鋭は大型化も狙っていきたいと思います。


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  1. ときどきRTNへ行く人 より:

    町田多摩境のカインズへいらっしゃってましたが、近所なのでしょうか?
    違うなら、なぜあの店舗でしょうか?教えてください