クプレオニテンスホソアカクワガタの情報

クプレオニテンスホソアカクワガタ

基本情報

和名:     クプレオニテンスホソアカクワガタ
学名:     Cyclommatus cupreonitens Boileau, 1901
分布:     スマトラ島
野外珍品度:  やや少ない★★★☆☆☆
サイズ:    ♂25.9-65.5mm ♀23-24.9mm
飼育レコード: 57.7mm  ※2021年時点BE-KUWA参考
野外レコード: 69.5mm  ※2021年時点BE-KUWA参考

飼育難易度 : やや難しい★★★★☆☆
飼育温度:   18〜24℃
成虫寿命:   検証中
幼虫期間:   検証中

備考

 スマトラ島特産のホソアカクワガタで、♂の体色は緑〜青〜金〜紫までかなりバリエーションがある美しいクワガタです。♂の表面は乳白色の微毛で覆われていて少し粉が吹いたように見えるのも特徴です。主な産地はスマトラのデンポー山、タラン山のようで、雑誌KUWATAの採集記では日中のタラン山標高約1600m付近で採集しているようでした。同所的にエラフスやトルンカートゥスも生息しているようで、スマトラの高山地帯はホソアカ好きにとっては夢のようなフィールドだと思います。
 標本も生体もそこそこ流通しているようで、2022年現在でも時々累代品がヤフオクなどで販売されており、私もヤフオクから購入しましたが価格はかなり落ち着いている印象でした。
 飼育をすると野外品ほどの大型個体を羽化させるのは難しいようで、2022年現在は飼育レコードと野外レコードには10mm以上の差があります… 生息地の標高を考えるとまずは低温必須だと考えられますが、それ以外にも何かクセがあるのかもしれませんね。
 とりあえずは材を入れた産卵セットを組んで様子を見ております。詳しい飼育情報についてはまた追々書き込んでいきたいと思います!

参考資料・参考記事

藤田 宏, 世界のクワガタムシ大図鑑 解説編, むし社, 2010, p.149.

若竹 哲矢, スマトラ島キクロマトス採集記, KUWATA No.13, ワイルドプライド, 2002. p84-92.

若竹 哲矢, キクロマトス探訪, KUWATA No.18, ワイルドプライド, 2004. p104-109.

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