【標本】マライタ産スペキオススホソアカクワガタ

標本コレクション

スペキオススホソアカクワガタ
Cyclommatus speciosus anepsius De Lisle, 1980
ソロモン諸島 東マライタ島産 野外品 2019年 52mm 欠損あり

2023年3月4日の浜松町イベントにて購入。右中脚符節に欠損があり、左中脚の符節も修理痕が残る個体で、その分かなり安く入手することができました。

スペキオススホソアカクワガタ マライタ産 52mm

スペキオススホソアカクワガタは島ごとに少しずつ特徴が異なるようで、よく飼育品が流通しているマライタ島とベララベラ島では、アゴ基部の下方向に伸びる内歯の発達具合に差があったり、腿節の紋が出たり出なかったりといった話があります。正直なところマライタ以外の野外個体を見たことがないので確かなことは言えませんが、ベララベラ産は下向き内歯が前向きに大きく発達し腿節の紋が消失する傾向にあるようです(噂レベルです)。今後は他産地の個体も集めて見比べていきたいと思います。

スペキオススホソアカクワガタ アゴ基部の下向き内歯
スペキオススホソアカクワガタの裏側
スペキオススホソアカクワガタの正面
スペキオススホソアカクワガタのアゴ

ホソアカクワガタにしては珍しく低標高の暑い環境に適応しているようで、海岸沿い〜標高100mの低地に生息し、飼育環境もそこまで低温が求められないようです。標本を入手すると飼育もしたくなってしまいますね… 過去にベララベラ産として購入した個体が交雑疑惑ということで累代を断念したことがありますが、またどこかで累代リベンジしてみたいと思ってます。

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