基本情報
和名: カプレコルヌスウスバクワガタ
学名: Miwanus formosanus capricornus(Didier, 1931)
分布: ベトナム北部
野外珍品度: やや少ない★★★☆☆☆
サイズ: ♂23.2-42.2mm ♀22mm
飼育レコード: 43.8mm
野外レコード: 42.2mm
飼育難易度 : 調査中
飼育温度: 18〜22℃
成虫寿命: 半年〜1年ほど?
幼虫期間: 半年〜1年ほど?
備考
ウスバクワガタの仲間(Miwanus)は台湾〜中国大陸に分布していて、文献によっては種分けや亜種分けが違うようです。カプレコルヌスウスバは、ウスバクワガタの亜種カプリコルヌスとされることもあるようですが、今回は生体流通時によく使われてる名称を使うこととします。
大図鑑ではDorcus属に区分されていましたが、最近はウスバクワガタ属Miwanusに区分されているようで、なんともつかみどころのない種類ですが、エレガンスセスジコクワガタに似てるので、個人的にはセスジコクワガタDigonophorusに近い種類だと思ってます。
産卵は柔らかめの材に行うようで、バクテリア材かカワラ材のどちらが有効なのか現在調査中。
飼育温度は18〜22℃くらいが理想だそうです。
2023/8/31 成虫ペア入手
知人から成虫ペアを頂き累代開始。6月に後食確認済みのペアとのことで、すぐにペアリング〜産卵させてみたいと思います。
WF1 ベトナム・イェンバイ 2023 6月後食開始
2023/9/12 産卵セット開始
微粒子発酵マットにカワラ材とバクテリア材を埋め込んでセット。容器はコバシャ小、管理温度は22〜24℃。セット前に1週間ほど雌雄を同居させたところ早い段階で一緒にいるところが観察できていたので、交尾済みと判断して♀単でセットに投入しました。
2023/11/27 産卵セット割り出し
セットを組んでから約2ヶ月半後に割り出し。側面から幼虫が何匹か確認できていましたが、産卵セットから白いカビのようなものが出ていて、このカビに幼虫が巻かれて沢山亡くなっているようでした。
幼虫はマットからもカワラ材からも得られましたが、バクテリア材の方は食痕があっても菌に巻かれて壊滅状態…
それでもこのセットからは16匹の初2令幼虫を得ることができました。得られた幼虫は800mlボトル発酵マット管理。温度はだいたい20〜24℃くらいで1本返しになる予定です。
ミヤマクワガタの幼虫体重測定動画みたいです