マグソクワガタの情報

マグソクワガタ

基本情報

和名:     マグソクワガタ
学名:     Nicagus japonicus Nagal, 1928
分布:     北海道、本州
野外珍品度:  やや少ない★★★☆☆☆
サイズ:    ♂7-8.5mm ♀8-9.3mm
飼育レコード: 記録なし
野外レコード: 記録なし

飼育難易度 : 普通★★★☆☆☆☆
飼育温度:   10〜28℃
成虫寿命:   数週間〜1ヶ月ほど
幼虫期間:   不明

備考

日本に生息する小型のクワガタ。♂♀共に大顎が見えないほど小さく、一見コガネムシの仲間のような見た目をしています。過去にコブスジコガネの仲間に分類されていた時期もあるようですが、現在はしっかりクワガタの仲間として分類されているようです。

生態については、4月〜6月頃に活動を開始して短期間で交尾〜産卵した後に成虫はすぐ寿命を迎えるようです。具体的には、河川の中流域で日中の気温が高い時間帯に大量の♂が♀を求めて飛び回り、地面には1匹の♀に複数の♂が群がる姿が確認できます。
野外で採集する時は、よく晴れた日の昼頃に生息地の河原に行くと♀を求めて飛来する♂が大量に確認できるので基本的には網を使って採集します。♂を採集することは簡単なのですが、なかなか♀に出会うことができません。♀を得る場合は網を振りまくって大量の♂に混ざる♀を偶然得るか、地面にいる♀を血眼になって探すしかないです。(もっといい方法があるかもしれませんが私は知りません)
とにかく野外では♂より♀の方が遥かに貴重なのですが、飼育してみると♂も♀も同じような比率で羽化してくるそうです。不思議です。

飼育については、ヒラタクワガタの産卵セットと同じようなセットで容易に産卵するようです。過去に飼育した時は産卵1番を固く詰めただけで簡単に産卵していました。上手くいくとケースの側面にも多数卵が確認できますが、卵も幼虫もとても小さく取り出すのが大変なため、ある程度のサイズに育つまでは産卵セットのままで管理した方がいいのかもしれません。
成虫は野外でも樹液などには集まらず、何を食べているのかも不明で、活動後すぐに寿命を迎えてしまうことからそもそも後食していない可能性もあるため、ゼリーは入れなくてもいいと思ってます。
幼虫はクワガタ用の発酵マットで成虫まで簡単に管理できるようですが、添加剤が入ったマットは避けた方がいいようです。1cm以下の小型種ではありますが意外と羽化まで時間がかかるみたいです。詳しくは今後しっかりデータをとってから追記していきたいと思います。

♂のマグソクワガタ
♀のマグソクワガタ
マグソクワガタ3ペア

飼育記

2022/4/7 入手・産卵セット

今シーズンの活動個体を3ペア採集することができたので急遽産卵セットを組むことにしました。
セット内容はクリアスライダーに産卵1番を硬く詰めただけ。水分量はマット10Lに対して水を550mlほど。マグソクワガタは1cm以下のかなり小さい種類なので特に転倒防止の材などを入れなくても大丈夫と判断して、マット以外には本当に何も入れない産卵セットを組みました。後食もしないようなのでゼリーも無しです。

セットに3ペアをそのまま投入して、あとは側面から卵や幼虫が見えるのを待つだけです。

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  1. クワカブ大好き より:

    マメクワガタゲットヒャッハー

  2. クワカブ大好き より:

    マメクワガタ飼育開始