基本情報
和名: ハチジョウコクワガタ (コクワガタ八丈島亜種)
学名: Dorcus rectus miekoae (Yosida, 1991)
分布: 八丈島
野外珍品度: 少ない★★★★☆☆
サイズ: ♂23-49mm ♀23-28mm
飼育レコード: 51.2mm(2004) ※2021年時点BE-KUWA参考
野外レコード: 49mm ※2021年時点BE-KUWA参考
飼育難易度 : 普通★★★☆☆☆☆
飼育温度: 10〜28℃ 参考までに八丈島の気温
成虫寿命: 1年以上
幼虫期間: 4~10ヶ月ほど?
備考
コクワガタの中でも八丈島に生息する個体群はハチジョウコクワガタという亜種に分けられています。ハチジョウコクワの特徴は、少し光沢が強く赤みを帯びていて、♂の大顎は本州のコクワと比べて細くなるように思います。サイズも全体的に小さいものが多く、本州と比べると平均的に3~5mm程度小さい印象です。
生態も飼育方法も本州のコクワガタと変わらず、柔らかめの産卵木に産卵し、幼虫は発酵マットでも菌糸でもよく育ちます。個人的には菌糸の方が大きいサイズを羽化させやすい印象です。最近では八丈島での個体数が増加しているそうです。
飼育記
2021/5〜6月ごろ 入手・産卵セット
(しっかり記録を残していないのでわかる範囲で書きます)
八丈島三根産の野外品を入手しました。既に活動個体の為、クリアスライダーに発酵マットを少し入れて産卵木を1本転がすだけという簡単産卵セットを複数組み、1ペアを一緒に入れて様子をみていました。
5月だと意外にも産卵スイッチが入らず、結局産卵を開始したのは6月〜7月ごろだと思われます。
2021/9/3 菌糸瓶投入
産卵セットの材を割り出して1令〜2令の幼虫を割り出して800mlの菌糸瓶に投入しました。用意していた菌糸瓶が足りなかった為、800mlに1匹だけ投入するボトルと、1本に2匹投入するボトルを作り、余った個体は200mlプリンカップで発酵マット管理をしました。
2022/4/5 一部菌糸瓶掘り出し
ずっと放置していた菌糸瓶の一部から大量の線虫が発生していた為、急遽掘り出しをしました。
一部は既に成虫に羽化していましたが、半数はまだ蛹状態だった為、200mlのプリンカップに濡れティッシュを詰めて応急的な人工蛹室をつくりました。今回掘り出していない菌糸瓶の個体も羽化しているものや蛹のものが多いので、後日まとめて成虫を確認したいと思います。
閲覧注意ではありますが掘り出しと応急的な人工蛹室の作成動画はこちらから
2022/4/19 羽化
ほとんどの個体が羽化してきたので成虫を掘り出してデータをまとめておきます。
800ml2匹投入
♂ 49mm, 46mm, 46mm, 46mm, 45mm, 44mm, 40mm, 40mm,
♀ 31mm, 30mm, 30mm, 29mm, 29mm, 29mm, 28mm, 28mm, 28mm, 28mm, 28mm, 28mm, 28mm,
800ml1匹投入
♂ 49mm、49mm, 46mm,
♀ 33mm, 30mm, 30mm, 30mm,
菌糸瓶に投入した個体は♂で40〜49mm、♀で28〜33mmの個体が羽化してきました。やはり800mlに1匹投入した個体が目に見えて大きい個体ばかり羽化してます。中でも♀で33mmは頭ひとつ抜けてるような印象で、これって♀レコードレベルなのでは…
また、前回蛹で回収した個体も元気に羽化してくれてました。
掘り出し動画はこちらになります。
今回♂はレコードより2mm小さい結果となりましたが、途中菌糸交換をするか、もう少し菌糸を長持ちさせる管理をしていたらもう少しサイズアップが望めたのかもしれません。とりあえず次の代は800ml1本に1匹投入するところからスタートして、冬場の最低温度を少し引き上げて活性を高くしてみようかと思います。冬場に少し冷え込む場所で管理していたので、時間がかかった割にしっかり食えず時間が経って菌糸も劣化してしまったような気がしてます。
他にも菌糸が足らず200mlプリカで管理した個体が多数羽化していますが今回は割愛させて下さい…(気になる方はYouTubeのライブでまとめて掘り出しているのでこちらでご確認下さい)
ヤエヤママルバネの飼育見てみたいです
マルバネクワガタの記事も追々執筆致します!もうしばらくお待ち下さい!
わかりました!楽しみにしてます!
やったーマルバネだ! … ない‼
早くお願いします みたい!
コクワガタの飼育見たいです
コロナ早く治れーーーーーーーーー